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サックスの練習

サックスでコード・トーンを吹き慣れる・聴き慣れる練習

投稿日:2021年2月23日 更新日:

もう1つのコードトーン練習

前回ダイアトニック・コードを12keyで練習する練習法をご紹介しましたが、今度は「コードとして実践で出てくるコードの種類を先に憶えてしまう」方法です。

ここでは各コードの機能やリクツは考えなくてOKです。ただひたすら吹きなれます。

ただ、何度吹いても、吹くだけではなかなか指が憶えてくれないので,一番最初に憶えた

  • メジャー・セブンス
  • セブンス

の基礎コードを基準に、「基本コードと比べてどの音が変わったか」で他のコード・トーンを憶える、という方法でいきます。

これもただ丸暗記するのではなく、分散和音で反復練習をすることでサウンドを耳に憶えさせます。

まず、基本の「ド」の音から。

Ⅰ△7(メジャー・セブンズ)

△7は「M7」または「ⅠMaj7」とも表記します。

Ⅰ7(セブンスまたはドミナント・セブンス)

メジャー・セブンスの7度がフラットした型です。

Ⅰm7(マイナー・セブンス)

「-7」とも表記します。

ドミナント・セブンスの3度がフラットした型です。

Ⅰm△7(マイナー・メジャー・セブンス)

名前の通り、マイナーとメジャーが合体した型です。

メジャー・セブンスの3度がフラットした型です。

Ⅰ6(シックス)

セブンスの7度をつけずに6度を加えた型です。

Ⅰm6(マイナー・シックス)

「シックス」のマイナー・バージョンです。マイナーなので3度がフラットした型です。

分散和音を吹くと日本の民謡っぽい響きで覚えやすいです。

Ⅰ7sus4(ドミナント・セブンス・サス・フォー)

ドミナント・セブンスの3度が4度に「吊り上がった(=sus/サス)」型です。

分散和音を吹くとペンタトニックっぽい響きで覚えやすいです。

Ⅰdim7(ディミニッシュ)

ドミナント・セブンスの3度と5度をフラットさせて、7度を1度下げた(ダブル・フラットさせた)型です。

セロニアス・モンクをご存知の方にはおなじみの響きです。

Ⅰaug7(オーギュメント・セブンス)

「Ⅰ7#5」とも表記します。
名前を見ると難しそうですが、「ドミナント・セブンスの5度をシャープさせた」だけです。

まとめ

以上です。

これを吹けるようになったら、なんとなくそれぞれのコードが音でわかるようになります!

そして、ここからこれらを12キーで練習するとかなり幅が広がります!

一応、それぞれのキー・バージョンも練習メニューとして記事にしておきます。

サックスで「ド#=C#(D♭)」のコードトーンを吹き慣れる・聴き慣れる練習

 

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