もう1つのコードトーン練習
前回ダイアトニック・コードを12keyで練習する練習法をご紹介しましたが、今度は「コードとして実践で出てくるコードの種類を先に憶えてしまう」方法です。
ここでは各コードの機能やリクツは考えなくてOKです。ただひたすら吹きなれます。
ただ、何度吹いても、吹くだけではなかなか指が憶えてくれないので,一番最初に憶えた
- メジャー・セブンス
- セブンス
の基礎コードを基準に、「基本コードと比べてどの音が変わったか」で他のコード・トーンを憶える、という方法でいきます。
これもただ丸暗記するのではなく、分散和音で反復練習をすることでサウンドを耳に憶えさせます。
まず、基本の「ド」の音から。
Ⅰ△7(メジャー・セブンズ)
△7は「M7」または「ⅠMaj7」とも表記します。
Ⅰ7(セブンスまたはドミナント・セブンス)
メジャー・セブンスの7度がフラットした型です。
Ⅰm7(マイナー・セブンス)
「-7」とも表記します。
ドミナント・セブンスの3度がフラットした型です。
Ⅰm△7(マイナー・メジャー・セブンス)
名前の通り、マイナーとメジャーが合体した型です。
メジャー・セブンスの3度がフラットした型です。
Ⅰ6(シックス)
セブンスの7度をつけずに6度を加えた型です。
Ⅰm6(マイナー・シックス)
「シックス」のマイナー・バージョンです。マイナーなので3度がフラットした型です。
分散和音を吹くと日本の民謡っぽい響きで覚えやすいです。
Ⅰ7sus4(ドミナント・セブンス・サス・フォー)
ドミナント・セブンスの3度が4度に「吊り上がった(=sus/サス)」型です。
分散和音を吹くとペンタトニックっぽい響きで覚えやすいです。
Ⅰdim7(ディミニッシュ)
ドミナント・セブンスの3度と5度をフラットさせて、7度を1度下げた(ダブル・フラットさせた)型です。
セロニアス・モンクをご存知の方にはおなじみの響きです。
Ⅰaug7(オーギュメント・セブンス)
「Ⅰ7#5」とも表記します。
名前を見ると難しそうですが、「ドミナント・セブンスの5度をシャープさせた」だけです。
まとめ
以上です。
これを吹けるようになったら、なんとなくそれぞれのコードが音でわかるようになります!
そして、ここからこれらを12キーで練習するとかなり幅が広がります!
一応、それぞれのキー・バージョンも練習メニューとして記事にしておきます。
[…] サックスでコード・トーンを吹き慣れる・聴き慣れる練習 […]
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