無料動画編集ソフト「Davinch Resolve」は「重い」のか??
結論から。
- ダヴィンチ・リゾルブは「パソコンにある程度のスペックが必要」なソフトです。
- 「高スペック」なパソコンでないと「めちゃめちゃ重い」です。逆に「高スペック」なパソコンだと「めちゃめちゃ軽い」です。
- ダヴィンチ・リゾルブが使えるパソコンかどうかは「CPUの性能」と「パソコンの製造年」を目安にすると判断がしやすいです。
ここでは、私の個人的な環境をもとに解説させていただきます。
私が持っているパソコンはすべて「ノート・パソコン」で
- 【マック】MacBook Air 13インチ CPU:M1チップ メモリ:16GB ストレージ:SSDの500GB
- 【マック】MacBook Air 13インチ CPU:インテル・Core i5チップ(デュアル・コア) メモリ:16GB ストレージ:SSDの500GB
- 【マック】MacBook Pro 15インチ CPU:インテル・Core i7チップ(クアッド・コア) メモリ:16GB:ストレージ:SSDの250GB
- 【ウィンドウズ】Dell XPS15【9550】(インチ)の2016年頃バージョン CPU:Core i7チップ(クアッド・コア) メモリ32GB ストレージ:SSDの500GB
です。
このすべてのパソコンを動画編集に使っているわけではなくて、動画編集に使うのはほぼ「2」の「前世代のマック・ブック・エアー」です。
そのほかのパソコンは、自宅でさらに作り込みが必要な作業(動画編集以外も含め)で使いますが、普段の定期的なYoutube編集〜アップ作業は
「前世代のマック・ブック・エアー」で完全に完結しています。
普段の動画編集は「MacBook Air CPU:インテル・Core i5チップ」で「adobe Premiere pro」を使って編集しています。
なぜ「M1チップ」の方を使っていないか、というと
超個人的な好みで、キーボードのタッチ感がMacBook Air CPU:インテル・Core i5チップのほうが慣れているからです。
そのためメインでこちらの
「Adobe Premiere pro」であれば実用レベルで編集〜動画アップできています。(動画編集には”ギリギリ”のパソコン性能なので、凝ったアニメーション効果などをいれようとすると、画面がカクついたり止まったりすることはあります。)
ダヴィンチ・リゾルブが実際に「使えた」パソコンは?
以上のようなパソコンにダヴィンチ・リゾルブをインストールしてみいた結果、以下のようになりました。
- 【マック】MacBook Air 13インチ CPU:M1チップ→「ダヴィンチ・リゾルブ/バージョン17」の最新版が「かるっ!」と声がでるほサクサク動きました。
- 【マック】MacBook Air 13インチ CPU:インテル・Core i5チップ→「ダヴィンチ・リゾルブ/バージョン17」を起動できましたが、モニタ画面が止まったまま。タイムラインはちゃんと動き、音声は出ているのですが、ひとつひとつの作業の反映が遅く、とても使えるレベルではありませんでした。
- 【マック】MacBook Pro 15インチ CPU:インテル・Core i7チップ(クアッド・コア)→「ダヴィンチ・リゾルブ/バージョン17」の最新版は起動・作業できましたがストレスを感じる「重さ」でした。が、1つ前の「バージョン16」にすると問題なく作業できました。
- 【ウィンドウズ】Dell XPS15(インチ)の2016年頃バージョン CPU:Coer i7チップ(クアッド・コア)→起動は問題ありませんが、モニタ画面がやはりコマ落ちするレベルです。古いパソコンではありますが、メモリ32GBにクアッド・コアi7なのできちんと動作しないのは意外でした。
ダヴィンチ・リゾルブを使うにはパソコンに「一定のスペックが必要」
結論からお見せしたかったので順番が逆になってしまいましたが、この検証で行った「動画編集」は、「基本的なYotube動画」の編集です。具体的には
- 5本前後の撮影素材(スマホやデジタル一眼で撮影した「いろいろな拡張子)の「フルHD」素材を一気に取り込む)
- 素材のカットやクロスフェードなどの「つなぎの超基本エフェクト」挿入
- ソフト内でテロップのデザイン・作成・編集
おくまでも私所有のパソコンでわかる結果ですが、
以上から
「ダヴィンチ・リゾルブ」でYoutube動画を編集するには、Macなら2019年以降モデルでCPUがCore i7チップ(クアッド・コア)かM1チップ搭載のパソコンが必要
という結果になりました。
どのパソコンもインストール後、ダヴィンチ・リゾルブの「起動」はできるのですが、「実用レベルで作業」となるとはっきりと「クアッド・コア」以上のCPU搭載パソコンとそうでないパソコンの差が出た感じです。
「ダヴィンチ・リゾルブ」は現在(2021年10月)2種類のバージョンのダウンロードが可能です。
ダヴィンチ・リゾルブは最新バージョン17の他に「バージョン16.2.8」をインストールすることもできます。
ですが、1つ前バージョンの16.2.8でもやはり「クアッド・コアCPU」は必要かな…という結果です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ダヴィンチ・リゾルブは実際に使ってみるとほんとうに「プレミア・プロ」に負けない機能で、しかもM1チップのMacBookで使うと
おどろくほど動作が軽い(体感的にはプレミア・プロよりだんぜん軽い!)ので「これで無料?!」と驚く素晴らしい動画編集ソフトです。
ですがやはりその分、それなりにパソコンにお金をかけないといけないようです。
動かないわけではないので、かんたんなカットとつなぎ編集しかしない…という場合は実際にいちどダウンロードして試してみることをおすすめします。