練習を始める前に〜2つの練習方法
今回はダイアトニック・コードを「全てのキーで吹ける練習」を紹介します。
今回は「12keyでの練習方法」ですが、コードトーンの練習方法に関して実はもう1つ、おすすめの練習方法があります。
コードトーンをおぼえるオススメの練習方法2種
- ダイアトニック・コードを12keyで吹ける練習をする=
今回の記事の方法です。 - 1曲、好きな曲を決めてその中に出てくるコードをコードトーンで吹けるように練習する
どちらの練習方法にするかは、その人の向き・不向きで選択すれば良いと思います。
必要な最低限の知識の確認です
今回はダイアトニック・コードを「全てのキーで吹ける練習」を紹介します。
それでは、この練習を始める前に以下の記事の練習・知識をマスターしているかご自分でチェックしてください。
(以下の知識は頭で理解した、ではなくて練習して指で憶えた、という状態が必要です)
- ダイアトニック・コードの基礎知識
- 超基本コードの2つを楽譜など何も見ずに吹ける
- また「度数」の表記について知っている必要があります。
この練習で使うルール
ここでの練習は以下のルールで進めます。
1.まず「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」を「1・2・3・4・5・6・7・8」と呼ぶことにします。
- つまり「ド・ミ・ソ」は「1・3・5」
- 「ソ・シ・ラ」は「5・7・6」となります。
2.次にダイアトニック・コードを度数でおぼえます。
これは、今のところ特に丸暗記する必要はありません。
練習の中で「これはⅠm7…」のように繰り返し確認したり、心の中で唱えたりすることになるので
12keyの練習を続けることでおぼえてしまいます。
ダイアトニック・コード表(度数バージョン)
- Ⅰ△7(Ⅰメジャー・セブンス/ⅠM7とも表記します)
- Ⅱm7(Ⅱマイナー・セブンス/Ⅱ-7とも表記します)
- Ⅲm7(Ⅲマイナー・セブンス/Ⅲ-7とも表記します)
- Ⅳ△7(Ⅳメジャー・セブンス/ⅣM7とも表記します)
- Ⅴ7(Ⅴセブンス/ドミナント・セブンスと言う事も多いです)
- Ⅵm7(Ⅵマイナー・セブンス/Ⅵ-7とも表記します)
- Ⅶm7♭5(Ⅶマイナー・セブンス・フラット・ファイブ/Ⅶφハーフ・ディミニッシュとも表記します)
※「ハーフ・ディミニッシュ」など難しい読み方のものが出て来ますが「要はただの1こ飛ばしの3和音や4和音」だということを忘れないでください。
実際の練習方法
それでは次回から実際の練習法です。