【シーケンス内のクリップを微調整する方法】
最近、iphoneとデジカメを同時に撮影に使っています。アドビ・プレミア・プロでその2つの素材を合わせる時、
けっこうクリップの微調整を使いたい機会って増えてきています。
例えばiphoneの画像を使いたいんだけど、音はデジカメの方が綺麗に撮れたからデジカメの音を使いたい、
ていう時はこの2つの素材をきっちりと合わせることになります。
その時、2つの動画素材の「波形」を目で見ながら合わせることになるんですが、
最大限まで波形をクローズ・アップにしても「ぴったりと合わせることができない」ことがあります。
音楽ソフトを使い慣れている自分としては(音楽ソフトでは波形を極限まで微調整できるのはわりと当たり前の機能なので)これがなんか落ち着かなくて調べてみました。
解決法は、現時点(2020年6月)で以下の2つのようです。
- 「同期」機能で合わせる
- 音楽ソフトで心ゆくまで微調整する
以下で手順を解説します。
I.クリップを移動するのをあきらめ、「同期」機能で合わせる
同期機能を使うと、ボタン1発で波形の頭を合わせてくれます。
手順①2つの素材をシーケンス上に並べる
手順②2つの素材を選択して2本指クリック(winは右クリック)
2つのクリップ上でメニューを開きます。
手順③開いたメニューから「同期」を選ぶ
手順④開いたウインドウから「オーディオ」ボタンをクリック
これで自動的に波形が合っています。
この同期でも細かい波形あわせができない場合もありました。その際は面倒ですが別ソフトを使った以下の方法なら確実です。
II.音楽ソフトで心ゆくまで微調整する
ableton Live(有料ソフト)のような音楽ソフトなら、映像素材を取り込んで2つの素材の波形を「超」微調整できます。
ここではableton Liveの場合の手順です。
Live LiteおよびLive Introはビデオ編集ができません。
手順①ableton Liveを開く
ableton liveを開いたらアレンジ・ウインドウに素材をドラッグして取り込みます。
手順②2つの素材をドラックして取り込む
手順③波形をドラックしながら合わせ、映像も確認
ableton liveではプレミアのように動画をモニタしながら編集できます。2つの動画素材の場合、画面の切替はできないので
トラックの並び替えをすることで、表示動画の切替えをする必要がありますが、プレミアとは比べ物にならないくらい
細かな波形移動ができます。しかも動作が軽いです!
波形編集に特化したソフトなので当然ですが、本当に細かなクリップ移動が可能です。
手順④書き出す
上記画像のように「ファイル」メニューの一番下「オーディオ/ビデオをエキスポート」を選び映像とまとめて書き出し。
手順⑤普通の素材のようにpremiere proに取り込む
いつもの素材のようにプレミア上に配置します。
以上です。