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サックスの練習

サックスで「レ#=D#(E♭)」のコードトーンを吹き慣れる・聴き慣れる練習

投稿日:2021年2月26日 更新日:

「レ#=D#=E♭」のコードトーン練習

「コードとして実践で出てくるコードの種類を先に憶えてしまう」方法の4回目です。

ただ丸暗記するのではなく、分散和音で反復練習をすることでサウンドを耳に憶えさせます。

 

Ⅰ△7(メジャー・セブンズ)

△7は「M7」または「ⅠMaj7」とも表記します。

Ⅰ7(セブンスまたはドミナント・セブンス)

メジャー・セブンスの7度がフラットした型です。

Ⅰm7(マイナー・セブンス)

「-7」とも表記します。

ドミナント・セブンスの3度がフラットした型です。

Ⅰm△7(マイナー・メジャー・セブンス)

名前の通り、マイナーとメジャーが合体した型です。

メジャー・セブンスの3度がフラットした型です。

Ⅰ6(シックス)

セブンスの7度をつけずに6度を加えた型です。

Ⅰm6(マイナー・シックス)

「シックス」のマイナー・バージョンです。マイナーなので3度がフラットした型です。

分散和音を吹くと日本の民謡っぽい響きで覚えやすいです。

Ⅰ7sus4(ドミナント・セブンス・サス・フォー)

ドミナント・セブンスの3度が4度に「吊り上がった(=sus/サス)」型です。

分散和音を吹くとペンタトニックっぽい響きで覚えやすいです。

Ⅰdim7(ディミニッシュ)

ドミナント・セブンスの3度と5度をフラットさせて、7度を1度下げた(ダブル・フラットさせた)型です。

セロニアス・モンクをご存知の方にはおなじみの響きです。

Ⅰaug7(オーギュメント・セブンス)

「Ⅰ7#5」とも表記します。
名前を見ると難しそうですが、「ドミナント・セブンスの5度をシャープさせた」だけです。

まとめ

以上です。

次回は4こ目、「ミ=E」 です。

独学で練習していると、コードトーンというのはほぼ「コードの機能や意味」を文字で学習して、それから「どこでそのコード・サウンドが使えるか」の順番だと思います。

 

私自身も独学でその順序で学習したのですが、その時は「なんか難しいし、すぐ使わないからあとでいいや」という感じでコードの勉強をやめてしまいました。

 

かなり後になって、今回のような練習をムリやり1〜2年かけてやったところ、「サウンドに耳が慣れれば」そこからはスムーズに理解でき、

「もっと早くから理屈抜きにコード・トーンの分散和音の反復練習をやっておけばよかった」と痛感しました。

なので、ぜひ理屈やコード機能を覚えていなくてもこの反復練習、繰り返してみてください!

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