「ミ=E」のコードトーン練習
「コードとして実践で出てくるコードの種類を先に憶えてしまう」方法の5回目です。
ただ丸暗記するのではなく、分散和音で反復練習をすることでサウンドを耳に憶えさせます。
Ⅰ△7(メジャー・セブンズ)
△7は「M7」または「ⅠMaj7」とも表記します。
Ⅰ7(セブンスまたはドミナント・セブンス)
メジャー・セブンスの7度がフラットした型です。
Ⅰm7(マイナー・セブンス)
「-7」とも表記します。
ドミナント・セブンスの3度がフラットした型です。
Ⅰm△7(マイナー・メジャー・セブンス)
名前の通り、マイナーとメジャーが合体した型です。
メジャー・セブンスの3度がフラットした型です。
Ⅰ6(シックス)
セブンスの7度をつけずに6度を加えた型です。
Ⅰm6(マイナー・シックス)
「シックス」のマイナー・バージョンです。マイナーなので3度がフラットした型です。
分散和音を吹くと日本の民謡っぽい響きで覚えやすいです。
Ⅰ7sus4(ドミナント・セブンス・サス・フォー)
ドミナント・セブンスの3度が4度に「吊り上がった(=sus/サス)」型です。
分散和音を吹くとペンタトニックっぽい響きで覚えやすいです。
Ⅰdim7(ディミニッシュ)
ドミナント・セブンスの3度と5度をフラットさせて、7度を1度下げた(ダブル・フラットさせた)型です。
セロニアス・モンクをご存知の方にはおなじみの響きです。
Ⅰaug7(オーギュメント・セブンス)
「Ⅰ7#5」とも表記します。
名前を見ると難しそうですが、「ドミナント・セブンスの5度をシャープさせた」だけです。
まとめ
以上です。
次回は真ん中の6こ目、「ファ=F」 です。
12key練習で始めるキィや自分の楽器の音似合わせるか、ピアノの実音に合わせるか…など気にして練習が始められない、という方がいらっしゃいますが12key練習ではそういうことは全く考える必要はありません。
どこから初めても良いです。ただ、経験上やはり理解しやすい自分の楽器の「ド」から初めて、サックスの場合その次の「ド#」が指的に最大の難関になるので、この「ド#」の習得を1年くらいかけてやると、あとは結構早く習得できる…というパターンが習得しやすかったです。