「レ#=D#=E♭」のコードトーン練習
「コードとして実践で出てくるコードの種類を先に憶えてしまう」方法の4回目です。
ただ丸暗記するのではなく、分散和音で反復練習をすることでサウンドを耳に憶えさせます。
Ⅰ△7(メジャー・セブンズ)
△7は「M7」または「ⅠMaj7」とも表記します。
Ⅰ7(セブンスまたはドミナント・セブンス)
メジャー・セブンスの7度がフラットした型です。
Ⅰm7(マイナー・セブンス)
「-7」とも表記します。
ドミナント・セブンスの3度がフラットした型です。
Ⅰm△7(マイナー・メジャー・セブンス)
名前の通り、マイナーとメジャーが合体した型です。
メジャー・セブンスの3度がフラットした型です。
Ⅰ6(シックス)
セブンスの7度をつけずに6度を加えた型です。
Ⅰm6(マイナー・シックス)
「シックス」のマイナー・バージョンです。マイナーなので3度がフラットした型です。
分散和音を吹くと日本の民謡っぽい響きで覚えやすいです。
Ⅰ7sus4(ドミナント・セブンス・サス・フォー)
ドミナント・セブンスの3度が4度に「吊り上がった(=sus/サス)」型です。
分散和音を吹くとペンタトニックっぽい響きで覚えやすいです。
Ⅰdim7(ディミニッシュ)
ドミナント・セブンスの3度と5度をフラットさせて、7度を1度下げた(ダブル・フラットさせた)型です。
セロニアス・モンクをご存知の方にはおなじみの響きです。
Ⅰaug7(オーギュメント・セブンス)
「Ⅰ7#5」とも表記します。
名前を見ると難しそうですが、「ドミナント・セブンスの5度をシャープさせた」だけです。
まとめ
以上です。
次回は4こ目、「ミ=E」 です。
独学で練習していると、コードトーンというのはほぼ「コードの機能や意味」を文字で学習して、それから「どこでそのコード・サウンドが使えるか」の順番だと思います。
私自身も独学でその順序で学習したのですが、その時は「なんか難しいし、すぐ使わないからあとでいいや」という感じでコードの勉強をやめてしまいました。
かなり後になって、今回のような練習をムリやり1〜2年かけてやったところ、「サウンドに耳が慣れれば」そこからはスムーズに理解でき、
「もっと早くから理屈抜きにコード・トーンの分散和音の反復練習をやっておけばよかった」と痛感しました。
なので、ぜひ理屈やコード機能を覚えていなくてもこの反復練習、繰り返してみてください!